最終話・プレゼント

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  「直哉、アリガトっ・・・・イロイロ、ホントに・・・・ホントにッ・・・・・!! 誕生日も、ワンピースも、チョー嬉しいのだ~~~~~!」 そう言って自分の胸の中で涙を流すまりなを、直哉が優しく抱きしめた。 「まりな。これからずっと、沢山色んな事、2人で一緒にしていこう。ずっと、楽しく暮らしていこう。だからずっと、俺の傍に居てくれよ、まりな。俺が、お前を幸せにしてやるから」 「ウン、ウン! 直哉、アリガト! オレ、ずっと直哉の傍に居るよ! 絶対、離れないよ!! オレだって、直哉のこと絶対絶対、ぜ~~~ったい幸せにするから!」 溢れる涙を優しく拭ってくれる直哉を見て、まりなは今までで一番輝く笑顔を見せた。 「さ~~て、2人でラブラブするのはここまでじゃ! ささ、みんなでご馳走、頂くとしようかの!」 夏彦が、号令を掛けた。 「それでは皆様、今日はまりなちゃんの誕生日を祝って、盛大にカンパイじゃ!!」 「カンパーイ!」 「直哉、絶対幸せになれよ!」 「まりなちゃん、おめでと~! カンパーイ!!!」 「わんわん」 「にゃ~にゃ~」 まりなは皆から貰った沢山のプレゼントを抱え、直哉の傍で幸せそうに微笑んだ。
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