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「ねえ、直哉。しゃわーって美味しいの?」
「・・・・食えるもんなら食ってもらいたいもんだ。シャワーってのは、この湯とか水を出す機械。コレで身体洗うんだよ! はぁ・・本当にお前、どうやって育ったんだ? 親の顔が見てみたいぜ・・・・」
ため息交じりでようやく言葉を発する直哉。
いい加減頭痛もしてきた。
「イヤ!! しゃわーイヤだ! オレ、イヤだよっ!」
シャワーが身体を洗う為の機械だと聞いた途端、可愛らしい顔に嫌悪感一杯浮かべて、叫び出した。
「ワガママ言うな! 風呂に入って、その身体とりあえず綺麗にしろ!」
「ヤダ、ヤダ!! 直哉の意地悪!!」
途端、ボロボロと大粒の涙を零し始まるまりな。
「え・・・・?」
何故か風呂に入れと言っただけで泣かれてしまった。
「お風呂なんて・・・・熱いお湯が本当に苦手なのだ――――っ!! ううっ・・ぐすっ・・・・わぁぁぁぁっ」
そのまま、まりなは顔を覆って泣き出してしまった。
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