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ドタバタバタドタバタバタ・・・・
派手な足音がこちらに近づいてきた。何も馬鹿でも解るような近づき方をしなくてもいいのに。
狭いしボロいアパートなのだから、静かに歩いてくれないと!
部屋を壊されては洒落じゃすまなくなる。
ああ。とんだ来客だ!
やはり早々に立ち去ってもらわなければ、残り半分のホリデーをエンジョイ(死語?)することは不可能である。
「直哉ぁ!! お風呂入ってきたよ~!」
騒々しいまりなが、ずかずかと直哉の居るベッドルームに入ってきた。
もう少し彼自身とご近所様の迷惑というものを考えてもらいたい。
「お前、頼むからもう少し落着いてくれないか?」
「ねぇ、ねぇねぇ! 早くご飯食べたい~っ! 早く作って欲しいのだ!」
人の話なんか聞いちゃあいないまりなが、がばっ、とボディタックルを食らわせ、そのまま直哉に抱きついた。
今の彼女の格好は大きめの直哉のシャツのみ。下着など着用していない彼女の柔らかい肌が直哉の体に衣服を通して直接当たる。
いや、きちんと服を着ていたとしても、彼女の可愛い胸が直哉の肌に当たるのは当然ということになるが――
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