第1話・着払いのプレゼント

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  「コレ・・何だろう?」  食べ物だろうか。誰かの土産とか?  いや、それなら何故こんなに箱が異様に大きくてその上汚いのだ?  もしかしたらこれは、悪質な嫌がらせなのかもしれない。  オレオレ詐欺ならぬ、着払い詐欺とか!?  運送屋が、差出人不明の荷物を着払いとして配達する  ↓  受け取った人からお金を貰う  ↓  運送屋のお給料に反映!!  ・・・・そんな馬鹿な。  ていうか、そんなセコイ詐欺、無いだろ。 「ああ、こんなことなら知らぬ存ぜぬで通して、代金払わなければ良かった」等と、ぶつくさと独り言なんかを呟いてみる。  まさか、爆弾などではあるまいな・・・・?  余計ことを考える前にとにかく箱を開けてみようと、ダンボールのガムテープを剥がそうと手を伸ばした、  その時────・・・・  
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