~奇妙な同棲~

2/11
前へ
/31ページ
次へ
「わぁ!」 「はい、1ポイントゲット~」 「いや残り少なくなったケチャップを絞りだしたときの『ブヒッ!』っていう音と一緒に出てくるのとかナシだろ…」 「オバケだから何でもアリだもんね~ てゆーか結構考えたんだよコレ、失禁ぐらいしてよ~」 こんな感じで毎日脅かしてくる 最初こそ嫌でしょうがなかったけど、最近じゃこんな生活がむしろ楽しくさえなりつつある 僕は友達がいないから、なっちゃんにいろんな事を話してしまう 家族の話…別れた彼女の話…音楽の話…プリティ長嶋の話… そんなオバケに心を開いてしまう自分がちょっとだけ嫌だ もっとも、なっちゃんは全く興味無さげに僕の話を聞いてるけど
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加