赤と金~GOD KNOWS~
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「最後に一つ願ったのさ、神様に。考えてみたら最初で最後かもな、無神論者の俺からしたら」 私の罵声も気にせずコイツは続けた。問い質そうとして次の言葉で私は止まった。 「最後に俺を見送るのは、俺の事を一番想っている人にしてくれ、って願ったんだ」
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