愛 ~出逢い編~

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愛なんて知らない。 人を愛した事がなかった。 アイツに出会うまでは…… 容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、お金持ち。 氷帝学園生徒会長、兼テニス部部長。 親衛隊まで存在する、氷の帝王 跡部景吾。 季節は、春。 出会いは、運命だったのか?それとも、必然だったのか? 「関西から来た、忍足侑士や。仲良うしてぇな。」 クラスへ転入生がやって来た。 名前は、忍足侑士。 長い黒髪で、胡散臭い丸眼鏡。 興味は無かった…。 「席は、そうだな……跡部の隣が空いているな。」 隣だと!? めんどくせぇ…。 担任のせいで、機嫌は急降下。 そして、戸惑いもなく席に座る、転入生。 「跡部君やったな。よろしゅうな。」 差し出し出された手を無視し、窓の外を見つめた。 後に、忍足侑士が自分の人生に関わってくると、跡部は微塵にも思っていなかった。 ー続く?ー
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