現実は小説より奇なり

2/12
前へ
/120ページ
次へ
あの後、正にトンボ帰りで家に帰り現在は夕食後 親父が話があると言い、母さんと妹の水咲もリビングに集めた 「さて、陸。何で集められたかわかるな?」 「何でも何も、散々俺が言えって言っただろう」 それもそうだな。と言って、親父はたたずまいを正す それに俺もつられる 水咲も、何の話か全くわかっていないようだが場に流れる空気を読み、さっきから何も言わずに俺と親父の話に耳を傾けている 「さて、それじゃあ何故俺が、お前を天地の葬式に連れて行ったかだな」 「あぁ。それと、海さんのこともだ」 「ウミ?!お兄ちゃん、そいつ誰!」 おとなしく話を聞いていた…はずの水咲が急に口を出す いや、頼むから黙って話を聞いてくれ 「まぁ、それは後でな」 水咲のことはさらっと流し、話を進めよう。全く話が進んでいない
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

444人が本棚に入れています
本棚に追加