セ ン セ イ

始業式

新学期早々、あたしと優子は講堂の掃除に回されて、気分は絶好調（涙）

２人講堂に向かっていると、

「美加ぁ～！何で置いてくがね？！」

半泣きであたしを呼び止めたのは、高１からの友達の萌だった。

「だあ！忘れちょったが。そういや萌も、講堂呼ばれちょるがね～」

萌をなだめながら、３人で講堂に向かった。

まさかこの学校内で、あたしの恋が始まるなんて夢にも思わなかった。