34人が本棚に入れています
本棚に追加
頭蓋骨形成手術が決まった頃、成年後見人がオヤジに決定した。次の病院も決まった。最初に掛かった病院。オカンが長年通った病院だ。副院長が、一生面倒を見ると言ってくれた。一安心。既にオカンの四肢は固まっていた。もう、意識が回復しても、動けない。意識はあったりなかったりを繰り返して居た。激しい頭部の変形……形成手術だ。外された頭蓋骨の代わりにチタン製の頭蓋骨。いつものオカンの顔に戻った。鴻巣から実家の近くの病院へ転院。A医師の安心した顔、殴りたかった。MRSAの為、オカンは個室だ。差額ベット料金もかかる。実家ではオカンが大黒柱でもあった。オヤジは、働いて居なかった。現金に羽が生えた様に飛んで行く。高額医療を使っても、戻って来るまで日数が掛かる。掛かり付けの病院は高額医療が使えない病院。(現在は使えている)オカンの高度障害を申請する事を決めた。鴻巣の病院に居る間に脳梗塞も起こしていたオカン。痛かっただろう…目が見えなくなっているだろうとの診断(掛かり付けの病院診断)まだ障害者認定が出ない。眼科認定医の診断を頼むが、病院側が拒否。仕方が無い。四肢麻痺の認定を待つしか無い。長い半年間。状態は安定している。命だけは助かった。それだけでいい…
最初のコメントを投稿しよう!