エピローグ
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――今年。 僕らの近所の河川敷には、桜が咲かなかった。 その、代わりにとでも言うのか。 僕の通う学校には、転校生がやってきた。 「……職務怠慢」 僕は、一生懸命に自己紹介する少女を見ながら呟いた。 けれど僕は、それを咎める気にも、怒る気にもならなかった。 何故って…… それはもちろん、やっぱり僕は、彼女の事が好きだから……
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