美しく気高い姫

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幸村「姫様ー!!!どこにおられるかー!!!親方様がお呼びでござるー!!!」 幸村は屋敷内を走りに走りまくる。それを女中が見落とすわけがない。 女中「さっ真田様っ!!!なりませぬっ!!!屋敷内を走られたら!!!」 幸村「むっ。し、しかし。親方様が姫様をお呼びでござる・・・・・。」 女中「香菜様は今、お休み中でございます。香菜様をお呼びなら私達が」 「私がなんです?お雪。」 雪「かっ香菜様っ!!!いえ・・・・・真田様が香菜様をお探しの様子だった故・・・・・。」 幸村「姫様っ!!!親方がお呼びでござるっ!!!」 「父上が?」 山本「姫様。」 「・・・何用です、勘助。」 山本「親方様が直ぐに来いとの事です。その様な者と戯れる時間があるならお早めに。」 「聞き捨てなりませぬ。その様な者とはどの様な者ですか?幸村殿を侮辱する者は親方様の意に反すると取ってよろしいのですよ。」
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