美しく気高い姫

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山本「・・・失礼致しました。私は先に。」 勘助は先に戻って行った。 幸村「姫様・・・・・?どうなさいましたか?」 「・・・私は勘助が嫌いです。」 雪「Σ姫様っ?!!」 幸村「Σそそそのような事を言ってはいけないでござるっ!!!山本殿は親方様の大の気に入りでござります!」 「母上が不憫で見ていられませぬ・・・勘助は一言目には諏訪の姫君、二言目には勝頼様と申しております。母上が勘助に何をしたと言うのです!」 三条「これ、香菜。」 「母上っ!!!」 三条の方が見えられると幸村と雪はその場に座り込んだ。 三条「真田殿、殿がお待ちですよ。お早く。」 幸村「はっ!!!」 幸村は直ぐに親方様の所へ向かった。雪は夕餉の仕度と言ってその場から立ち退いた。 三条「香菜、勘助殿の文句は言ってはいけませぬ。」 「しかし!母上が・・・・・不憫でなりませぬ。」
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