―7年ぶりの実家―

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―朝― 寝ていると時間はかなり早く進むものだ。 幸いなことに天気は晴天だった。 何故かというと、ヴァイスは学校で使うものを買いに行くつもりだったからだ。 ヴァイス「(ん?もう朝か!時間が経つのは早いな!)」 時計を見ると、am8時45分。 頃合いな時間だ。 しかし、なにかに気付いた。 起き上がれない……… 恐る恐る違和感のする右半身に目を向けると…… 居た。 完璧に抱き枕にしがみついてるような格好の長女、ヴェルが居た。 ヴァイス「…………。 いやいやっ! まずいでしょ! …起こさないように切り抜けるしかないっ!!!」 ムカつくほどすやすや眠っているヴェルの右腕、左腕、右足を振りほどいた。 まだスースー寝ている。 しかし、一番厄介なのが 左足だ! なんか巻き付けられてる! なんとか振りほどいて、ドアヘダッシュッ!!! なんとか気付かれずに済んだが、朝からどっと疲れたヴァイスだった。 ヴァイス「……これなら上級魔物100匹のほうがマシだ…」 ヴェル「…スー、スー むにゃむにゃ… ヴァイくぅーん」
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