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―朝―
今日も、朝から日差しのいい快晴だった。
そんな中、ゆーっくりと起きだヴァイスに待ち受けていた最初の難関は…
時計を見ると、8時50分…
ヴァイス「…ふぁ!
んーと、確か入学式は9時10分…
そんで決められた教室に行くのが…9時ジャスト……
今は、なんか話してたから8時52分…
ここから学校までは、歩いて30分…
電車で15分!
かんっっぺきに遅刻!!!!!
」
猛ダッシュで着替え、歯磨き、洗顔をし、弾丸の如しスピードで家を出た。
口には漫画でよくあるトーストをくわえて…
ちょっと行った人目につかないような場所で立ち止まった…
ヴァイス「時間がねぇ!!!
しゃあねぇ!魔法使うか!!!多少魔力を使うが『詠唱破棄』するか」
詠唱破棄とは…
術師が完璧に使えるようになった魔法を唱える時の詠唱を、言わずに唱えること。
またの名を『スペルバースト』という。
ヴァイス「…『瞬風』!!!」
この魔法は風属性の魔術で、この魔法のランクは中級である。
一人につき一属性のはずなのだが、ヴァイスは光、闇以外の7属性を使うことが出来る。(苦手なものはあるが)
原因は自分にもわかっていない。
ヴァイスが魔法を唱えた後、どこからか風が吹いて来てヴァイスを包み、そのままどこかに消えていった。
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