＊Blade×Master＊

―入学式―

一人一人が自己紹介している中、ヴァイスの前に一人の気になる人が自己紹介し始めた。

ライ「ライ=ヴァンデルです。
属性は氷です！
皆さんどうぞよろしく」

ヴァイス「（……！？
な、なんだ！？やつから放たれるオーラ、魔力！
全てにおいて常人じゃないぞ？
ってか、ライ=ヴァンデルってどこかで…」

ヴァイスは魔力の流れを知るために目を閉じていたが、ライという男を見るために目を開いてその男に目を向けた。

ヴァイス「（………？
なぁんで、あいつが居るんだ？？何故ここの学校にいる？？）」

ヴァイスの知り合いだったらしい。

セリス「セリス=ルナフェリアです！ぞ、属性は、光ですっ！どうぞよろしくお願いします!!!」

うぉぉぉぉおぉおっっ!!!

男子が叫びまくった。

それもそうだ。
顔はすっごく可愛い、スタイル抜群だった。
誰が見てもそう叫ぶ。

はずだったが…

ヴァイス「（…フム、光だけあって魔力がかなり高いな！」

感心すらなかった。

ファラ「…ファラ=アレクシアです……属性は風…
よろしく頼みます…」

ヴァイス「（むぅ！あの子も魔力高いな…）」

ヴァイスが詮索している間もファラは綺麗な顔立ちと、美しいスタイルを持っているので、見事なほど男子が叫びまくっている。

ルイナ「…ルイナ=シュトラル……です。属…性…は、雷…です。」

今度は男子、女子ともに「かわいーー!!!」という声が出ている。

ヴァイス「（おっとりしてるけど強いっ！
魔力はしっかりしてるしな）」

クリス「クリス=セルゲートですぅ
属性はぁ、水ですぅ
みんなぁ、よろしくね！」

よろしくぅぅぅうぅう!!!

あ、そろそろうざいね！

ヴァイス「（ん？かなりの魔力だな！水だから治癒が得意なのだろうが…）」

やっとみんなが紹介し終わった。

だが、やはり気になるのは一番最初のあの男ですね。