―入学式―

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みんなの自己紹介が終わり、9種類の液体の前に属性毎列んでいる中、たった二人だけ教室の片隅で話していた。 ヴァイス「……んでライ!なんでお前がここに居るんだ?」 ライ「だってさぁ~! ラファさんがさぁ~!」 ヴァイス「ラファ? ラファがどうかしたのか?」 ライ「命令だって言って俺にヴァイスのサポートしろって言うんだもん! 隊長のヴァイスがあまり依頼とか受けたがらないから副隊長のラファさんが給料とか依頼とかを管理してるし逆らえないんだよ! しかも、断ったら給料を五分の一にするって言うんだもん!!!」 ヴァイス「(弱みを握られたのか…… 確かに逆らえないな!)」 ライ「あ!そういえばヴァイス!今からってかもうやってるけど魔力測定どうするんだ?」 ヴァイス「ああ、それについては大丈夫だ! 昨日寝るちょっと前に魔力抑制使ったから!」 ライ「魔力抑制使ったってことは、二ヶ月くらいは元に戻れないんだぞ?」 ヴァイス「それでも正体がバレるよりマシだろ? それに魔力抑制を使っても、中級よりもう少しマシな魔法くらいなら使える」 ライ「確かにお前が抑制使ったって抑制されてないくらいだけどな…」 ここで一応説明しておくが、魔力を量る液体には特殊な液体が用いられており、触れて少し経つとその触れたものの魔力数値を数字化して最大30000までの数字が映し出されるようになっている。 なぜ30000までなのかと言うと歴史上最大の数値が約30000だったために、それ以上はないだろうと見越して作ったからである。
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