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「……それより、時間は良いの?」
きつく抱きしめる春日の胸を押し、尋ねる。
「――え?ああ゙!!!」
春日は思い出したかの様に慌てて立ち上がり、急いで服を着る。
そして身支度を目にも止まらぬ速さで済ましてゆく。
そんな春日の背後から侠は尋ねる。
「春日、今日夕飯は?」
「用意しなくて良いよ。俺今日久しぶりに早く帰るから外食しよう。」
「…え?」
「ね。」
戸惑う侠に春日は支度する手を止め、笑顔を向ける。
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