季節の恋歌

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季節は移り  心も移り  ゆらゆら落ちる  紅き恋の葉  散り積もるたび  浮かび消え往く  舞い上がる木の葉空高く   涙の色 透明な心  色づく街並み、山は燃えて 少し寒い時とは裏腹に  恋の炎を加速させた  人恋しあの日の夕焼け  朧揺れるススキ穂  まばゆき輝きの月の中  光る虫の音と共に  あれはいくつ 幼い時の   懐かしき声が聞こえる  逢いたいから 夢の中で   そっと呼び掛けるよ  流れ、流れて  季節は過ぎて  歳を重ね忘れ行く  想いを乗せて  この歌にして  そっと思い出歌うよ  あれはいくつ幼き夢の  未来は今目の前に  逢いたいから 想い 手を伸ばし  空の星を仰いだ  逢いたいから  心の中で  呼び掛けた声が溢れて  涙キラリ  いつの時代も  懐かしき日々恋歌  移り、季節恋歌 思い出、君恋歌
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