プロローグ

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人々は、毎日を生きていた。 まだ見ぬ明日を求めて。 人々の心には、希望が溢れていた。 それは、空に浮かぶ太陽のように……。 しかし、その平和な世界は………もう何処にもない………。 空が闇に覆われた時から………。 世界は、闇の力に包まれたのだ。 そして、奴らは現れた…………。 奴らは、人間達を襲った。 奴らは人間の血液………つまり血を求めた……。 吸血鬼(ヴァンパイア)の出現である。 何の前触れもなくヴァンパイア達は現れた。 いや、あの空が闇に覆われたのこそ前触れだったのかもしれない……。 人々は、笑顔を忘れた……。 しかし、希望だけは捨てなかった。 人々は、ヴァンパイアに立ち向かったのだ。 そして、時は流れ………。 ~世紀末~ 一つの世紀の終わり………。 人々は希望を失った世界。 伝説のヴァンパイアハンター紅のリンゴが倒された世界……………。 全てを失った世界…………。 そんな中、太陽銃を片手に紅のマフラーをした少年が現れる。 彼の心には太陽が宿っていた。 今、ヴァンパイアとの戦いが始まる━━━━。
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