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ジャンゴの意識が戻ったのは、サバタとの戦いから1日たった後だった。
「あの時……太陽が出ていなかったら僕は、完全に負けていた………」
体は、あちこちが痛む。
「僕は、まだ弱い………」
少年は再び覚悟を決めた。
「立ち止まる訳にはいかない……伯爵が近くにいるんだ……次は絶対に負けない!!!」
~嘆きの森~
3日後、ジャンゴは嘆きの森を歩いていた。
「クッククククク」
「誰だ!!!」
「暗黒少年を引き分けたとはいえ、生き延びるとは……さすが紅のリンゴの息子だな」
伯爵が前に現れた。
「伯爵!!!!」
「ここまで来たのは誉めてやろう……」
「お前を倒す!!!」
「残念ながらお前の相手は別にいる……この先の嘆きの城にお前の相手がいる……」
「なんだと!?」
「リンゴの息子よ………いや、ジャンゴ!!!暗黒城でお前を待つ!!!」
伯爵は闇に消えた。
そして、ジャンゴの目の前に嘆きの城が姿を表した。
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