嘆きの城

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「やはり、来てしまったのね………」 カーミラは言った。 「すまない、カーミラ…俺の力ではお前を人間に戻すことは叶わない………」 「もう、いいんですサバタ様……」 「もし、全てが終わったらこの命をお前に捧げよう……」 「サバタ様……」 部屋の扉が開く。 ジャンゴが部屋に入ってくる。 「サバタ…」 「………」 サバタは、無言でその場から消えた。 「相手ってあんたか…?」 「そう、私」 ジャンゴは、銃を向ける。 「私は、嘆きの魔女レディ・ヴァンパイア、カーミラ……」 「倒させてもらう……!!」 カーミラの体が上半身は鋭い爪に鋭い牙、下半身は巨大な蛇の尻尾に変化した。
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