第一章 男子校

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つまり。俺は食いぱぐれてしまったのだ。 「もういいよ。仕方ないからな。ただこの事は誰にも言わないで欲しいんだけど」 「この事って?」 とぼけているわけではない。俺はいつだって大真面目だ。 俺はただどっちの事だろうか、と考えていたのだ。奴が実は(ホ)である事を黙っていて欲しいのか、それとも、あの不思議な瞳の色の事を言っているのか? 「お前って変な奴だな~」 お前だけにゃ言われたかねぇよ。
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