第一章 男子校

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『実は俺、宇宙人なんだ』 何言ってんだよ。ボケ。 んなはずねーじゃん。なのに何を考えてんだか。 そこで俺の思考は中断させられる。 ママハハの勝江さんが俺を呼んだからだ。 「由さん、加代さんがいらしゃってますよ」 加代っていうのは俺の幼馴染の片割れだ。 中学まで、ずっと同じ学校だった。だが加代は男じゃなかったので男子校には来れなかった(笑)。
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