第一章 男子校
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「俺。どうやら、あんたの事が好きみたいだ」 そう言ったのは我が校の生徒会長殿だった。 「は?」 これは、もう『何をおっしゃる?ウサギさん』の世界である。 俺は言葉を失った。 「あんたは?」 「はぁ……?」 「あんたは俺ん事どう思っている?」 会長には悪いが俺はホモじゃない。会長がでっけー図体を小さくして俺の言葉を待っている姿を見ても、それは変わらない。
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