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関西弁「…な、なんや……アレ…」
包帯女「……銀色の……狼男……?」
大男「だが、先程までの狼男とは違うようだ……」
林「……あ……あ……」
?「大丈夫ですか、林さん?」
どこからともなく、あの男の声がした。
林「……太郎君……?」
?「……はい……」
その声は……明らかに目の前にいる銀色の狼男が喋っている。
林「……き、君は……太郎君なのか……?」
狼男「……はい……」
……そう……
林を助け、
他の狼男達を爪で切り裂いた銀色の狼男は、
あの男だった
林「……あぁ、あ……
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……ああああああああああ!!!!」
林は叫びながら走っていった。
狼男「……ハッ……逃げちまったか……、
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……しょうがねぇよな……」
男は少し笑いながら言った。
関西弁「……うわっ、あのオッサン逃げよった!
薄情なやっちゃなぁ……」
狼男「……そうかもなぁ……」
関西弁「……それにしてもお前、ホンマにさっきの男かぁ?
なんや感じ変わり過ぎやで!!」
狼男「……お前らは………俺の姿が恐くないのか?」
包帯女「……?……
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……フフッ……何で君の事、恐がらなくちゃいけないのよ?」
狼男「……?……」
大男「確かに。
もし、お前が俺達の敵ならば多少の恐れという感情を抱くだろうが……、
お前が俺達の敵である可能性は比較的低い。」
包帯女「いや、そうじゃなくてね……」
関西弁「俺らがお前の事が恐い?
んなもんどうでもええっちゅうねん!!」
狼男「……??……」
関西弁「お前……………
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……俺らの“仲間”になれ。」
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