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狼男「……はぁ?」
関西弁「せやから、
俺らの“仲間”になれって!!」
狼男「いや、意味わかんねぇし……」
大男「いや、
もしお前が俺達の仲間になった場合……、
これからの仕事の成功率が99%代になるだろう。」
狼男「だから、ちょっと待てお前ら……」
包帯女「あっ!!
あたしの仕事も減るし、良いかも♪」
狼男「えっ?ちょっ、あんたまで……」
関西弁「どーせもう帰るとこないんやろ!?」
狼男「……!!!……」
包帯女「ちょっと!言い過ぎよ!!」
大男「あぁ、デリカシーが無い。」
関西弁「えっ?
べ、別にええやないか!!」
狼男「あぁ、そいつの言った通りだ……。
確かに俺にはもう帰るところはない……、
もう、ここを出るしかないな……。」
関西弁「せやから一緒に来いって言っとんねん!」
狼男「……何で……俺なんだ?」
関西弁「……お前の瞳や……」
狼男「……?……」
関西弁「……お前は……
……“俺らに似とる”……
・
・
・
・
・
……せやから、一緒に来ぃひんか……?」
狼男「ったく、いいぜ!
お前らの仲間になってやる。」
関西弁「よっしゃ!
・
・・
じゃあ先ず各々自己紹介や!
俺は吸血鬼の“ヴァン”!
よろしゅう!!」
包帯女「あたしはミイラの“ミィ・イラ”、
『ミィ』って呼んで♪」
大男「“フィル・ランケン”だ。」
ヴァン「お前の名前は?」
狼男「……それが……
俺、記憶喪失ってやつでさ……、
……名前とか覚えてねぇんだ……」
ミィ「じゃあ、何で自分が狼男なのかもわからないの!?」
狼男「……あぁ……」
フィル「となると、先程の狼男達が何故現れたのかも解らないな。」
ヴァン「んなもんどうでもええ!
先ずそいつの名前や!!」
狼男「いや……よくは無ぇだろ。」
ヴァン「……う~ん…………あっ!……
“大神 ケン”ってどうや!?」
ミィ「えぇ!もっとカッコイイ名前にしようよ!!」
フィル「そのままだな。」
ヴァン「えぇやんか!
おまえもそれでえぇやろ?」
狼男「……あぁ、いいな……」
ミィ「……えっ!?」
狼男「俺の名前は、
“大神 ケン”だ……。」
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