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男は階段を降りて美術館の警備室へ入っていった。
田中「すみません、遅れました。」
林「全然いいよ。
人間たまに失敗くらいするさ。」
田中「ありがとうございます。」
林「さっ、仕事仕事!」
田中「はいっ。」
この美術館には世界的に有名な絵画、
『無限の翼』
がある。
男は今それを飾ってあるフロアにいる。
しかし、そのフロアには“物凄く変な三人組”がいた。
?「こんな絵に数十億やて。」
?「あぁ疲れた、あたし帰りたい。」
?「計算終了。今回の成功率は97.6%。」
その三人組は身長2㍍程の大男と、
見るからにやる気なさ気な片目に包帯を巻いた女性と、
金髪で関西弁を話す150㌢程の小さい男だった。
田中(なんだあいつら……?)
【昼休み】
林「じゃんけんポンっ!」
田中「あっ…」
林「はい、太郎君の負け!
全員分の弁当買ってきてね!!」
田中「はい……」
男は他の警備員から金を受け取り、弁当屋へ行った。
すると、その途中で先程の変な三人組がいた。
関西弁「今回も楽勝やな!」
包帯女「ねぇ、あたしがいなくてもできるんじゃない?」
大男「俺達三人で遂行しなければ成功率は76.1%に落ちてしまう。」
関西弁「ちゅーこっちゃ!せやから一緒にやろう♪」
包帯女「ウザい、死ね。」
関西弁「そ、そこまで言うかぁ?」
すると横断歩道を歩く幼稚園児達と保母さんがいた。
関西弁「うおぉっ!!」
包帯女「何?どうしたの?」
関西弁「あの保母さん……めっちゃタイプや!!」
包帯女は関西弁の事をものすごく冷めた目で見る。
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