ステキな話

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鈴の音と一緒に風も過ぎ去って行きました     喉にひんやりとして、それでいて体を包み込むような柔らかく温かい風でした     それが何だかお分かりですね?       その母子も風に包まれました。雪が2人の周りを踊るように舞い上がります     そこだけ特別に施されたように。まるで2人が異世界からワープして来たような、これからワープして行くような画でした             そして、もっと驚いたことがありました     それはお母さんの涙でした――
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