我儘お嬢様

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バタンッ 先程クビにした専属の執事が部屋の扉を閉めた音が部屋に響いた。 「あーあ、また新しく執事を雇らなきゃ駄目ね…。」 そう呟いた私は緒方すみれと申します☆ 可愛い名前でしょ? まぁ、それはどうでもいいとしてお母様に新しい執事を頼んでおきましょう。 …いないと困るしね。 メイドでもいいんだけど、執事の方が色々と役立つんだよね? 男だし力が強いからボディーガードにもなるから。 すみれは携帯電話を取り出しお母様に電話をかけた。 プルルルル――ガチャ 『あっ、お母様?あの~新しい執事を至急手配して欲しいんですけど…。』 『あら、すみれちゃん。またなの?』 『えぇ…お母様ごめんなさい。』 『まぁ、いいけど…これで1000人目ですよ?すぐに、見つかるわけでもないんですから…。』 『分かってるわ。お母様。だから至急手配してほしいの。至急ねっ♪』 至急という言葉を強めるすみれにお母様は、ため息をついたのが聞こえた。 『はいはい至急ね。探してみるわ。』 ピッ そして会話を終わらせ電話を切った。 「今度の人は何日もつかしら?」
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