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「あー!どうしてなの!!」
「ちょっと、すみれ。うるさいわよ。」
今いる場所は教室。
そして今は放課後。
ここは、お金持ち学校で有名な夏果学院の高等部の方。ちなみに私は高校2年生。
そして、目の前にいるのは私の親友の望月桃花。
「だって~」
「だって何よ?」
桃花は面倒くさそうにそう言うと鞄に教科書を詰め込んでいく。
絶対、聞いてくれてないよ…;;
そんな桃花を見て落ち込むすみれ。
「あっ、そういえば一昨日きた執事はどうなったの?」
先程とはうって変わり興味津々に聞いてくる。
「あ~それなら1日しかもたなかったよ。」
聞いてくれないならもういいよ…といじけ気味に返すが桃花は気付きはしないだろうけど。
「あら、つまらないの。それなら、今は専属執事いないの?」
「辞めさせた日に新しい執事が来たから、いるけど?」
「へぇー今度の執事はどんな人なの?」
どんな?
最悪です!
私は、今日の朝の出来事を思い出すと
「あぁ、もうムカつくー!」
と叫んでいた。
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