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「久し振り」
いつも通りの毎日に
唐突に響いた懐かしい声
その声を聴くだけであの頃を思い出す
テストで勉強教え合ったこと
体育祭で一位を取ったこと
あなたのことがスキだったこと
サヨナラする時零した涙
結局想いは伝えられずに
あなたを見守った臆病な私
あの頃の幸せだった記憶
心の奥にしまわれた大切な思い出
振り向いた先にいたあなた
あの時よりも少し大人びてたね
短かった髪は少し伸びてて
あなたの笑顔
とても眩しく思えた
私はそれを見て
変わっていない自分が切なくて
でも、逢えたことが嬉しくて
曖昧にしか笑えなかった
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