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あれは忘れもしない3年前の話です。
季節は夏、7月の下旬あたりでした。
それは(怪奇現象)いきなり始まりました。
深夜未明にふと目が覚めた、俺は就寝したら朝まで寝てるコトが多いタイプだ。
「なんで目が覚めたんだろー?」
と思った瞬間、部屋の窓が「ビシビシ」と鳴った、この音で目が覚めたのかとすぐにわかった。そしてまた鳴った、俺は原因はなんだろうと思いながらカーテンに手をかけた。
俺は今まで怪奇現象や不思議な体験は一切ない、だからカーテンを開けるのに、ためらいは、なかった。
カーテンをバッと開けた。
そこに見えたのは、ガラスに写った俺の顏だった。一瞬俺の顏にビックリしたが異常は、見当たらなかった。
「気のせいか?明日も仕事だから寝ないとな」
そのまま、また眠りについた。
朝いつもどうり起きて仕事に行った。仕事中、昨晩の出来事は、あまり気にならなかった。
仕事が終わり家に着いた。玄関のカギを回しながら夜のことを思いだし外側からガラスをチェックしてみようと思い裏にまわった。
俺の部屋は角部屋なので、すぐにまわれる。わきの通路には、水道メーターのボックスが並んである。歩くとポコポコ音がする、人が通ればすぐにわかる。そして問題の窓に着いた。着いた直後に犬が吠えまくる。窓のむこうは、民家があり、ちょうど俺の窓の真向かいに犬小屋ある。またこの犬がメチャクチャよくほえる!飼い主以外なついていない。
これなら人が通ればわかりそうだなと思った。あと気になるのは、あの音だ、「ビシビシ」あれは、おかしいノックならガラスでも「コンコン」になる、何気なく手のひらで強く押してみた、「ビシビシ」
鳴った!!
「この音だ!!間違いない!」
だが人間が手で強く押してこの音がでる、この季節に強い風がふくとも思えない、そう思った瞬間に怖くなり部屋戻った。
そしてまた夜がくる。
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