エピローグ

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200X年7月14日午後1時 北海道札幌市札幌駐屯地 陸上自衛官鈴原優司3等陸尉 鈴原と田所と雲野は基地司令のもとを訪れた。 鈴原 「鈴原優司。入ります」 田所 「田所毅。入ります」 雲野 「雲野圭織。入ります」 司令はデスクでパソコンと向き合っていた。 司令 「どうした?」 鈴原 「本日をもって退官します」 田所 「自分もです」 雲野 「自分も」 司令 「考え直した方がいい」 鈴原 「もう十分考えました。退官します」 司令は煙草をくわえた。 司令 「……わかった」 鈴原 「今まで…」 鈴原・田所・雲野 「ありがとうございました」 3人は駐屯地を後にした。 200X年8月15日午前10時 千葉県成田市成田空港 鈴原優司元3等陸尉 鈴原と久保木はベンチに座り、田所を待っていた。 鈴原 「遅いな……」 鈴原が持っている新聞の第一面には、多国籍軍北朝鮮へ上陸の記事が書いてあった。 田所と雲野が駆けて来た。 田所・雲野 「ハァハァ…」 鈴原 「遅い」 田所 「すいません……」 鈴原 「ほら…チケット」 鈴原は2人にチケットを渡した。 田所 「343便…ワシントン行……」 ピーンポーン…… アナウンス 「343便、ワシントン行に御搭乗のお客様は………」 鈴原 「よし、行こう」 200X年8月16日午後1時 アメリカ合衆国 ワシントンD.C国際空港 鈴原優司元3等陸尉 鈴原たちはタクシー乗り場にポツンと立っていた。 久保木 「これがアメリカ……」 鈴原 「とうとう来ちまったな」 田所 「とりあえず寝床を探さないと……」 鈴原 「ああ……そうだな…」… …… ……… ………… この4人はこれからアメリカ合衆国で暮らす事となる。 つづく 「over北海道」はこれで終わりますが、続編を作る予定です! こまめに3④3のクリエイターページをチェックする事をおすすめします! 今後も3④3の小説をどうぞよろしく!
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