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200X年7月2日正午 日本海日本領海内 海上自衛隊所属艦「ゆきかぜ」艦橋
一人の隊員が一枚の紙を手に艦橋へ上がってきた。
隊員A
「艦長!!防衛省からの緊急通達です!!」
鈴木
「わかった」
そう言って鈴木は紙を受け取った。
鈴木は艦内マイクを手に取り、隊員に指示を出した。
鈴木
「総員第一種戦闘配置!!これは演習ではない!!繰り返す!!これは演習ではない!!」
2分後、副長が報告した。
副長
「艦長、総員配置よし!!」
鈴木
「了解。対水上警戒を怠るな」
そう言うと鈴木はコーヒーを飲んだ。
200X年7月2日午後1時 北海道中川音威子府村 尾崎家
リビングのソファーでペットの猫を撫でながら本を読んでいると、インターホンが鳴った。
ピンポーン
尾崎
「はーい」
上田
「尾崎~俺だ~」
ドア越しに上田が叫んでいた。
尾崎
「開いてる~」
上田はリビングへ急いだ。
上田
「尾崎!!TV見てるか!?」
尾崎
「見てのとうりさ」
尾崎がいた部屋はTVはおろか蛍光灯までついていなかった。
上田
「馬鹿野郎!!TVつけるぞ」
…
……
………
TVアナウンサー
「………次のnewsです。北朝鮮の大輸送船団が北海道に向かっているとの事です。防衛省は………」
尾崎は撫でてる手を止めた。
尾崎
「なんだよコレ………」
上田
「な!?どうするよ……」
尾崎
「地下室にいろいろある。それから考えよう」
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