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思い出になんかなるわけがない。
貴方を好きだという気持ちは膨らむばかり…まるで際限なく膨らむ風船のように。
貴方に連絡が取りたくて仕方なかった。だけど迷惑かけたくなかったから我慢したよ。
友達からメールにしたい事を手紙にすると少し楽になるって言われて…何通も届く宛のない手紙を書いた。
そんな時だったね。貴方からメールが届いた。
“会いたい”
すごく嬉しかったんだよ。
そしてまたあたしたちの時間は動き始めたんだ。
あたしはその冬車を買った。仕事で疲れてる貴方に送り迎えしてもらうのが申し訳なかったのと、あたしに時間がある時貴方に逢いに行くために。
貴方に出逢って2度目の冬。自分の車があるから貴方のお店が忙しくて逢えないなんて事はなくなったし、送り迎えしてもらってた時に比べて貴方に逢えるようになった。
時間の許す限り貴方に逢いに行ってた。
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