春模様

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僕の眼は春の模様を眺めている 僕は春が好きだ 桃色舞散る中僕は歩く あてもなくただ歩く 気付けば目の前には青一色 どうやら歩き疲れて 寝てしまったらしい そのままもう一度まぶたを 閉じようとした時 君の存在に気付いた 君はこの綺麗な春があることに 気付いていないかのように 真っすぐと僕の瞳だけを見ている そんな君に僕は 「もう四月だよ」と伝えてみる すると君は 「知ってるよ、貴方の瞳の中の春を見てたの」と言った 僕は何も言わず微笑んだ
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