物心つくと同時に不幸も付いてきた

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即座に緊急入院。 大火傷を負いながらも、手術は無事成功。 10時間以上の大手術。術後、6日間意識が戻らない。そして7日目を向かえた日… 『オギャ~、オギャ~』 生まれたての赤ん坊の時の様な元気な声で泣き叫ぶ。 6日間、生死をさ迷っていたのだろう。 両親は泣きながら私を宥めたようだ。 あれほどの大火傷で約40日程度で退院。 その後、幾度となく通院していたようだ。 結局1歳になった頃の私の体は右脇から胸にかけての大きなケロイドになっていた。二の腕から脇腹までの皮膚が溶け、まるでカエルの水カキのようになっている…… 私がようやく物心つくような年頃(4~5歳)になると 私:『別にどこも悪くなぃのに、なんで右手が上がりにくいんやろかな?ねぇ‼お母さん‼この体に付いてるのん何?』 母:『………』 黙り込んでしまぃ目を反らしてしまった。その時の事は今でもしっかりと覚えてる。 自分の体が他の子と違うのが………… それから特に大きな怪我や事故もなく 月日は流れた…… 私が中学生になり、授業でプールがあった。 私は普通に授業を受ける。すると…… 『うわ‼‼お前何それ‼‼キモち悪‼皮膚溶けてるやん‼』 私:『…………』 『うわぁ~見てるだけでこっちが痛くなってくるし、気分悪いって‼お前こっち来んなよ‼』 と不良グループの一人に言われた。私はその言葉で体が凍りつくように固まった。 不幸な日々はその日から始まった。 私は登校して自分の教室に入る。入った瞬間にクラスの子等が私に注目する。先程までザワザワとしていた空気とは大違いだ。 私は自分の席に行く。すると私の席を取り囲むように不良グループ数人が居る。嫌な予感がした。 私:『おはよ‼』 不良:『黙れ‼喋るな‼』 私:『(笑)どないしたん⁉』 不良:『お前皮膚溶けてるんやろ⁉』 大きな声でそう口にする。 私:『何の事よ?(笑)そんなん無いで‼』 私は懸命にごまかす。あいにく、プール時に私の体を見た者は他にも多数居たようだ(まぁそりゃそぅだろな) 不良:『きっしょ‼どっか行けよ‼』 と言いながら、殴られたり、蹴られたり。机をひっくり返したり…私は必死に周りの人に助けを求めた……が誰も助けてくれない。 そこから『いじめ』と言うものが始まった。いじめの内容は 暴言、暴力、物を隠される、酷い場合は机やカバンの中に水を入れられる事もあった。
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