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時間はもう6時を過ぎていて、
日は沈んでいた。
駅から歩いて15分のところにライブハウスはあるらしい。
「この辺りだと思うんだけどな…」
達哉はキョロキョロと周りを見てライブハウスを探す。
僕も達哉と同じよう周りを観察していた。
すると、右手側に裏路地へと続いてる道があり、
その先のある場所が目についた。
そこはたくさんの人たちで溢れていた。
「達哉、あそこじゃない??」
僕はその人だかりを指差した。
「あ、あそこかもしれない。行ってみよう」
そこに近づくにつれて、だんだんと騒がしくなる。
その場所に着くと、たくさんの人がいた。
そして、入り口のような場所に向けて列が出来ている
屋根のところには看板。
ネオンのような物で
─ DUST HOUSE ─
と書いてある。
「達哉!!」
声のほうを向くと、人だかりの中から達哉の兄が顔を出した。
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