無知な冒険者

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「君、説明書読まずにプレイ始めちゃうタイプでしょ?」 男にズバリと図星をつかれた。 「うん…」 「やっぱりね~…とりあえず、エリアから出た方が良いよ~ここのモンスターは君には絶対倒せないからねW」 「…わかった」 「よぅし。じゃ、行こっか、シューリン」 「おお」 またまた二人は背を向けたので俺は慌て声を張り上げた。 「ありがとう、二人共!あ、あの…俺、リュウセっていうんだよろしく!」 言われて二人はまたまた振り返り、 「おー。シューリンだ。よろしく」 「僕は斎藤鉄夫。 ジョブは呪療士。気軽に鉄夫って呼んでね~♪」 シューリンと鉄夫は手をふりながら、フィールドの先へと進んで行った。 「タウンに戻るか…」 二人を見送った俺は、ひとまずエリアから出る事にした。 …説明書読も。
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