もう一人の自分

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俺は走って鈴がいるコンビニに行った。 するとコンビニの前で人集りができていた。 人を掻き分けると鈴がいてもう一人の自分がいた… そしてまたあの言葉を思い出した。 (もし、もう一人の自分に会ったら…死んでしまう…) 俺は会ってしまった… そして、もう一人の自分を見返したら。 俺に向かってニヤリと笑った… それを見て俺は背筋が凍った…。 もう一人の俺は大勢の前でスーと消えていった。 鈴は俺に気づき声をかけてきた。 「青流…あの…」 鈴は俺になんて声をかけていいか戸惑ってる風に見えた。 俺は鈴に聞いた。 「もう一人の自分…見たら…死ぬんだっけ?」 鈴はやる気が無くなった俺を励まそうとこう言った。「だっ、大丈夫だよ!きっと!」 その励ましに俺は… 「いいよ…励ましなんて…」鈴は下を向いて俺を家まで送ってくれた… 俺が家の中に入ったら母さんが待っていた。 「お帰り青流」 俺は青い顔をしていた。 母さんが俺にこう言った 「青流どうかしたの?顔色が悪いみたいだけど…」 母さんの問い掛けに答えず俺は無言のまま自分の部屋に戻っていった。
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