Second Lock~ダーク・ケルベロス~

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無言でクライストは歩きだし二人も後に続く 「女ではない」 それを言われて出迎えた女は気を悪くし顔をしかめる 「ここにいるのは皆人間であり、同士だ。男女は関係ない」 「そうかい」 「ふぅ」とやれやれと言った感じに溜め息をつく 「まぁ説教もそこら辺にな」 無言で歩く 「で、お前はドコまで付いてくるんだ?」 「ん?俺は上の方によ───」 「お前じゃない」 視線を女の方に移す 「私はこれから機体の清掃と整備に」 「そうか、じゃあここで別れるのか」 「はい…」 どことなく寂しそうに返事をする それを見かね… 「俺のヴィオレをよろしく頼む」 一瞬間を空け 「はい!」 と嬉しそうに走っていった ジェイドはそれを見送り 「イイとこあるじゃん」 「…うるさい」
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