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出産から七日目の午後…他の病院へ搬送された我が子が帰ってくるとの連絡に舞い上がる私…
公衆電話で実家に報告をしていた！
電話を終えて幸せな気分で病室に戻ろうと振り返った私の視界に…少女の母の俯き座る姿が入って来た…
まるで一枚の絵のごとく…
私は一瞬身動きが取れなくなった…
今でも鮮明に記憶が残っている…悲しげなあの姿…
私は舞い上がっていた気持ちがなえていくのがわかった…
軽く会釈して通りすぎようとした私…
「赤ちゃん帰ってくるみたいですね…おめでとう！」
私は驚いた！
本当に…絵が動いたような錯覚だった…
私は…
「ありがとうございます」
そうとしか言えなかったのを、今でも覚えている…
あの時、少女の母親はどんな気持ちだったのだろう…
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