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朝、
「いってきまーす!」
と家族に声をかけ、学校へと
向かった
弟は小学生、地区で班を作り学校へ向かう
妹は風邪で学校を休んだ
私は学校でいつも通りの
変わらない日常を過ごして
家へと帰って行った
家でも
いつもと変わらない日常を
過ごすはずだったのに
家に帰り着くと
じいちゃんが縁側の窓から
手招きをしていた
また鳥でも捕まえて来たのかな?と半ば呆れながら
じいちゃんへと近付いた
すると、じいちゃんは
私と私の後ろにいたお母さんに
悲痛な顔をして言った
「お父さんが死んだ」、と
お母さんは信じられないと
ふらつきながら家へと入った
私は鞄をその場に置いて
泣き声が聞こえる2階へと
急いで駆け上がった
パパが死んだ?
嘘だよ
うそ…
だって…
だってあんなに
元気そうに笑ってたのに!!
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