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時は西暦2568年―――
今よりずっとずっと科学や技術が発達した時代。
そんなスイッチ一つで何でもできる時代に、一人アナログを愛する青年がいた。
「このバネをつければ…」
今ルーペを覗きながら腕時計の修理をしているのがその青年。
名前は堂院 殺那。
「よっしゃあ!!もう駄目かと思ったけど動いたぜ!!」
彼はアナログなもの、特にアナログ時計を好んでいる。
周りから馬鹿にされようとアナログを愛している。
「…あれ?おかしいな…秒針が動かなく…ってあぁっ!!螺子一個つけ忘れてたっ!!」
これはこんな青年のちょっと不思議な物語――――――
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