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一つの事が起きて数日がたった……バイトも終わった土曜日の事。
貴が隆の家に泊まろうと持ちかけた。卓は隆がいいならいいよ。と話に乗った。
隆が親に聞いてみて、また伝えに来るよ。と言った。しかし隆はケータイを持ってなかった。だから二人は寒空の下で隆が来るのを待っていた。
そして隆がやって来た。二人がどうだったと聞く。
隆が答える。
遅いからダメだってと言った。
貴はまた隆に行かせた。
二人は場所を移動し卓の家の近くにいちどる。
貴のケータイに隆の親からすごい剣幕で電話がかかってきた。
うちの隆を悪い子にしないで。みんな補導されるよ。と言ってきた。これに貴は反論した。
大丈夫ですよ。まだ。とにかく隆に代わっててください。
隆が出て貴を説得する。
貴は隆にひとまず公園に来て。話はそこから。
しかし電話口の後ろで母親の怒鳴り声がした
そんな事してる奴は公務員なんかになれる訳ない。ふざけてるんじゃないよ。二人の家に行って話してくるから。迷惑だって。
これに二人が憤りを感じた。特に貴は自分の夢である公務員の事をひどく汚されたからだ。
怒るのも無理はない。貴は一生懸命に勉強していたのだから。親に心配かけずに公務員を選んだのに…
この一言がまた新たな論争を引き起こす。
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