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憎い
憎い!
憎い!!
なんでなの?!
どうして私じゃないの?!
松田くんと愛ちゃんが両想いになったら、
そんなことになったら、私とても耐えられない!!
「どうしよう……
どうしたらいい?」
二人の友達が心配になって家に来たときに見たものは半狂乱の華子ちゃんだった。
下を向いてブツブツと呟く姿は不気味で、すぐには声がかけられず、うん、と二人でアイコンタクトした。
「華子ちゃ……」
「そうだ!」
勇気をだして声をかけると突然いいことを思い付いたと言わんばかりに顔をあげた。
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