93人が本棚に入れています
本棚に追加
「陛下、事情はわかりませんが、その特命の内容とは?」
「うむ、この城の地下に異世界へと通じる扉があるのは知っておるだろう。」
確かにこの城の地下には異世界へとつながる扉がある。それと特命は何か関係があるのだろうか?
「地球という世界は知っておるだろう、その世界にいる者達は高濃度のソウルを持っておる。」
その話は昔たくさんの先輩から聞いた話だ。だが実際に確認をする事はできないのであくまでも噂だ。
「陛下、特命というのは地球から優れたソウル所持者を選別し、この世界へと召喚する…事なのですか?」
陛下は首を縦に振った。
「もはや一刻の猶予もない、これに賭けるしかないのだよ。」
現在のこの国は魔界からの大軍勢の攻撃で壊滅的状況だ。次にまた軍勢が来たらこの国は終わりだろう。
「陛下、わかりました。必ずや優秀な所持者をつれて参ります。」
ラインはそのまま王の間をでて準備をするため部屋に戻った。
最初のコメントを投稿しよう!