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「考えてみろよ、ドラゴンが居ない世界にドラゴンが現われてみろ、捕まるどころか殺されるかもしれないだろ?ライテイには悪いが向こうにいるときにはそこに入っていてもらうんだよ。」
「わかった、一目に着かないところで使うことにする。」
ラインはソウルケージをポケットに入れて、ライテイに鞍を付けた。
「準備はいいみたいだな。俺がこちらから扉を安定させるから合図をしたら飛び込んでくれ。」
ロインはそういうと扉のの方向へ両手をかざした。
すると手から光があふれ扉が開いた。はじめは電気が走り安定していない様子だったが、次第に安定し空間の歪みはなくなった。
「オッケーだ、行ってこい!」
合図とともにライテイが羽ばたき、そのまま扉の中へと飛んでいった。「よし、行ったか…うっ。」
扉の維持に大量の力を使ったせいかロインはその場に倒れてしまった。近くにいたガルディがすぐに抱き起こし優しく顔を舐めはじめた。
「ん、ありがとなガルディ、大丈夫だよ。でも、歩けそうにないからしばらくこのまま休ませてくれ。
」
そういうとロインはガルディの胸の中で目をつぶった。
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