第二話 接触

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帰り道に、角から出てきた男とぶつかってしまった。「うわっ!」   男の持っていた袋から荷物が飛び出し道に散乱してしまった。 「すみません!大丈夫ですか?」 「ああ、大丈夫だ、それより荷物拾うの手伝ってくれるか?」   ソウヤは散乱してる荷物を拾いはじめた。 (この人、占い師か何かかなぁ?水晶玉をたくさん持ってる。)   その水晶玉をひとつ、拾い上げると水晶玉が青く光りはじめた! 「うわっ!?なんだこれ。」  (ソウルスフィアが光を…しかも見たことのない強い光を…この男もしかすると。)   その光は直ぐに治まった。  少しの沈黙が続き、ソウヤは我に返るとまた荷物拾いをはじめた。   「はい、コレで全部です。」  拾ったものをすべて男に渡し、行こうとしたとき。   「待ってくれ。」 ソウヤは男に呼び止められ、男の方に振り返った。   「どうしたんです?」   「君は実にいいソウルを持っている。」   新手の勧誘かとソウヤは思った、だがソウヤは宗教やそれ関連の物にはまったく興味が無い。   「あ、俺そういうのには興味ないんで。」   そのまま反転して走っていった。   「おい!待ってくれ!俺の話を聞いてくれ!」   ソウヤの後をラインは直ぐ様追い掛けた。
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