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帰り道に、角から出てきた男とぶつかってしまった。「うわっ!」
男の持っていた袋から荷物が飛び出し道に散乱してしまった。
「すみません!大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だ、それより荷物拾うの手伝ってくれるか?」
ソウヤは散乱してる荷物を拾いはじめた。
(この人、占い師か何かかなぁ?水晶玉をたくさん持ってる。)
その水晶玉をひとつ、拾い上げると水晶玉が青く光りはじめた!
「うわっ!?なんだこれ。」
(ソウルスフィアが光を…しかも見たことのない強い光を…この男もしかすると。)
その光は直ぐに治まった。
少しの沈黙が続き、ソウヤは我に返るとまた荷物拾いをはじめた。
「はい、コレで全部です。」
拾ったものをすべて男に渡し、行こうとしたとき。
「待ってくれ。」
ソウヤは男に呼び止められ、男の方に振り返った。
「どうしたんです?」
「君は実にいいソウルを持っている。」
新手の勧誘かとソウヤは思った、だがソウヤは宗教やそれ関連の物にはまったく興味が無い。
「あ、俺そういうのには興味ないんで。」
そのまま反転して走っていった。
「おい!待ってくれ!俺の話を聞いてくれ!」
ソウヤの後をラインは直ぐ様追い掛けた。
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